金ETF
「金」に投資する方法は、いくつかあります。
その中の一つ、金ETFについて紹介します。
金ETFとは
金ETFは、金地金の現物のみで運用する投資信託を、有価証券化して証券取引所に上場したものです。
裏づけとして、投資家の購入額に応じて金地金を保管する仕組みとなっており、万一取扱会社の破綻があったとしても保護される仕組みとなっています。
金ETFの価格は一口3000円程度(売買は10口単位)なので、約3万円からの手ごろな価格で金投資出来ます。金地金や純金積立などと違い、保有手数料も一切かかりません。
また、通常の株式のひとつの銘柄として、証券口座を持っていれば特に何の手続きもなく自由に売買することができます。
金ETFのメリット
金ETFが、投資しやすい理由としては、
- 上場しているため、どこの証券会社でも買える
- 株式と同様にリアルタイムに取引が出来る
- 価格が把握しやすい
- 金ETFは購入時の手数料と保管コストが安く、購入しやすい
- 盗難などのリスクを防げる
などがあります。また、現物との交換も可能です。
ポートフォリオに組み入れることで、リスク分散の効果もあります。
注意点として、株式と違い、金ETFは利回りがありません。
このため、自分が買ったときよりも高く売らないと、利益が出ません。この仕組みをよく理解できていないと、投資の価値が無いものになってしまいます。
緊急の場合、解約請求が停止または延期される場合がある、ということも知っておくべきでしょう。
金ETFに対する関心の高まり
先に説明したように、金ETFは市場に上場している投資信託です。金そのものを買うのと大きく違う点は、最初から「売り」ができるというところ。今の金価格が最高値で、今後価格は落ちていくだろうと予想すれば、「売り」から始めることで、相場の下落で利益を得ることもできるのです。
さらに、少ない資金で金の取引が始められるのも大きなメリット。今までは市場が暴落しても、一般の投資家はただ回復を祈るだけ、という状況でしたが、今後は株を一旦売り、金ETFに資金を回すことで、リスクヘッジ戦略を取る、というような運用の仕方も考えられます。
金ETFは、株に近い投資
金価格は、2011年8月には史上最高値となる1,800ドル台に達しました。その後は、一旦高価格の金を売り、資金源とする金融機関が増え、一時下落しましたが、その後は前後する動きを見せながらも、現在は下落前の水準の90%に戻ってきている状況です。
一方で、サブプライムローン問題に端を発し、アメリカ国内に限らず世界で急速に米ドル離れが進みました。金は、ユーロ、ポンド、円など、どの通貨とでも交換ができ、「代替通貨」としての性質も持つ実物資産です。一時的な米ドルからの避難先として、関心が高まっていることから、金ETFも注目されるようになっているのでしょう。
現在、東証、大証、ともに金ETFが上場されています。
東証上場のSPDRゴールド・シェアは、世界標準の金地金の現物取引価格であるロンドン金値決めに連動する、商品(コモディティー)のファンドです。日本の法律上の投資信託ではなく、投資信託法に基づいてコモディティーを直接組み入れている受益証券となるわけです。
これに対し、大証上場の金連動投信は、金価格に連動する債券を投資対象にする債券型のファンドです。法律上も上場投資信託です。
運用には、多少の予備知識が必要かもしれませんが、これまで株式による投資を行ってきた人にとっては、入っていきやすい投資といえます。
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